24時間特番をレポしてみる

猿、いえ去る6月19日20時から行われたニコニコ生放送THE YELLOW MONKEY24時間特番。 …お疲れさまでした…!(深々と礼) そして 本当に申し訳ない!(ジャンピング土下座) いやいや誰がそんな耐久レース見るんだよとか鼻ほじりながら言ってたのは誰だ!(俺だ!)24時間じゃなくても見る気しないとか言ってたの誰だ!(俺だ!)

ぐーぱんち。

どこの浮かれポンチ野郎だこの野郎、と言いたくなるぐらいはしゃぎました。はしゃぎまくりました。はしゃぎまくりまくりすてぃ。しょうもない。いやもうニコニコの運営に足を向けて寝られない。もちろん24時間リアルタイムでお付き合いできたわけではなく、当日の深夜2時ぐらいまでぎりぎり頑張ったあとは、ほぼエンディングの1時間しか中継のお付き合いはできていなかったわけですけれども、それにしても楽しすぎた。最初にFIXのツアーとかTRUE MINDとかキタのが余計拍車をかけた。終わったあと暫く腑抜けでござんすよ、なにこのライブにも行ってないのにライブに行ったような感覚になってるのは!そのあとの寂しさまでついてこなくていいんだからね! で、昨日の土曜日タイムシフト予約していた放送を視聴。スキップもできたのでアルバムの全曲試聴とPVの部分は飛ばしました。それでも結構な長さですよコレ!で、せっかくなので(何が)コメント下さった方の要約をやってみました。細かい早送りや巻き戻しが出来ない(し、やっていたら終わらない)ので、基本一発書きです。ニュアンス違ったら申し訳ないとしか言いようがない。そんなもんだと思って読んで下さい。読んでくださいつったけど異常な長さなのでそのあたりも適当で。タイムテーブル通り時系列で並んでいます。ではいざ!!  

 

◆有賀幹夫(写真家)

・イチオシの1曲、今日はムーンライトドライブ。毎日違うけど

・SPARKとムーンライトドライブどっちがA面になるかわからなかった。あのときああなってれば、というのではないけれど、ムーンライトのほうがシングルで出ていたらその後のTHE YELLOW MONKEYはどうなっていたのかなと考えるのも面白いですよね

・マネジメントとメンバーが独特、ピュアだった。今でも馴れ合いというのではなくいい繋がり ・業界の人がみんな関わりたいと思うバンドだったなあと思う

・そのあとずっとTHE YELLOW MONKEYを撮らせてもらえたのはすごく光栄だし、今でもその時の写真は大事にしている

・3年前にSICKSの写真をデジタル化しなおしてまとめて、写真集として出したけれど、また何年かしたらそういう新しいテーマが出てくるような気がして、だからこの関係性はずっと終わらないような、そんな気がしています

・有賀さん、暗室にいつも飾ってあるお気に入りのポスターといってTRUE MINDの写真集の表紙のやつをもってきてくれてまちた!

 

井上貴子(ROCKIN'ON JAPAN副編集長)

・大森さんに誘われて91年にラママに観に行ったのが最初 ・他のバンドにないオリジナリティがあった。アングラなのにポップ、攻撃的かつ内省的、すごいカオスだった

・デビューしてすぐにブレイクというわけではなかったので、ライブハウスで彼らとバンドの焦燥感を共有していたという記憶がある

ジャガーの時の表紙は心中覚悟だったけれど、このアルバムは今聴いても異端なのに普遍性があって、このときに表紙をできたのは誇りだねと編集部でもみんなで言っていた

・けど困ったこともあって、吉井がなんといきなり坊主に!これどういうビジュアルコンセプトでいこうか…とコロムビアのスタッフと頭を悩ませたことも

・おセンチ日記の連載もすごく評判がよくて長寿連載になり本にもなった。最初の回に下北の神社でおみくじをひく写真を撮ったんだけど、吉井さんも大森さんも大吉で、素晴らしい運を持ってるバンドだなと

・イチオシの1曲はWELCOME TO MY DOGHOUSE。あんまり選ばれない曲かもしれないけど(えーー!選ぶよ!選んだよ!)←心の中のツッコミ

・自分の出会いになったアルバムの曲でもあり、彼らの中でも自分たちの原点を確認するかのように武道館でもドームでも演奏されてきて、最後の東京ドームのアンコールで「普通の野良犬に戻ります」といって演奏されたのもこの曲。長い歴史の中での原点という意味もあってこの曲を選びました

 

◆RED TAPE DIGEST

最初はREDTAPEを曲だけ頭から流したんですけど(西宮のラブショーだけカット)(ウインク見たかったあああ)、あれですねRED TAPEって曲間にインタビューとかオフショットがすごい入るじゃないですか。で、この時の吉井のモードがすでにちょっと落ちているのでなんとなく全体に陰鬱!みたいなイメージがあったんですよ。でもこれ間をすぱすぱ飛ばして曲だけにすると、全能感あふれるFIXのときの映像とそこにすこし影のさした紫の炎の2ツアーの映像だけだからそれはそれはもうなんともいえないコントラストなんですね、ということにこうやって見て初めて気がつきましたね。FIX見ようと思ったらどうしても中継の方見がちだったんですけど、今度から間すっ飛ばして曲だけにして見てみようと思いましたマル。 それにしてもこのFIX横アリのWELCOMEたるや…いやもう何十回と見てる映像なんですけどもなんでこんなに興奮するのかっていう。ほんと愛してやまない。

 

◆岡田俊二(映像監督)

イチオシはパール。 申し訳ないもんのすごい雑音でコメントがほぼ聞き取れず…!吉井くんが歌詞をよく間違えてたとは言っていた(よりによってそこか)。

黒猫チェルシー

・トリビュートアルバムで「パール」担当。選曲にめちゃくちゃ悩んだ。アレンジに試行錯誤して、リコーダーとか入れてみたりして

・澤くんのイチオシの1曲はSUCK OF LIFE。HEEFESTのとき、吉井のボーカル、ヒーセのベースでSUCKをやった。小学校時代の自分のことを思ったらこんなことありえるのかみたいな。今でもその時のリハ音源聞いてしまう

・ボーカルの渡辺くんは球根。ソロのライブで見て改めて自分の中で根を生やした曲

 

◆TRUE MIND TOUR'95-'96 DIGEST

タイムテーブルでは次にTRUE MINDになっていたのに流れ始めたのがMORALITY SLAVEという(笑)あれっ追憶のほうじゃん、タイムテーブルと違うこともあるのね…とか思っていたらDONNAの前で静止画になり「少々お待ち下さい」。5分ぐらい待ったのかな?再開したら何事もなかったかのようにTRUE MINDが流れました(笑)しかしこれを流されちゃ寝る訳にはいかないざんす…!的な気持ちになりました、ええなりましたよ。そしてTRUE MINDも頭からオフショット抜きで流したのですがSEE-SAWとラブコミだけがカットされておりました。なして!

 

◆清水克也(ミュージックステーションプロデューサー)

・選んだ1曲はBRILLIANT WORLD。

・今までMステには18回出演、最後が2009年12月29日のスーパーライブで披露したこの曲が最後の出演になった。21世紀の幕開けを目前に歌われたこの楽曲は、今思うととても象徴的で予言的だったと驚かされる。色褪せない本当の名曲。

・(清水さん、文字メッセージのみでした)

 

高橋栄樹(映像ディレクター)

・イチオシの1曲、一番聴いているのは聖なる海とサンシャイン

・聖なる~はマキシでMIXが5曲ぐらいはいっていて、それを通してずーっと聴いたりしていた

・他の曲は気合いを入れないと聴けないというか、聴くとこみあげてくるものがあったりするけど、聖なる~のシングルはSEASIDEMIXとかもあって気を楽に聴けるところがあった。

THE YELLOW MONKEYと最初に仕事をしたのはSPARK。周りの人に「気をつけろあいつら、めちゃくちゃ直しが入るぞ、特にリーダーの吉井ってやつはなかなかOKがでないぞ」と脅されまくった。

・でも実際はじめてやってみたらまったくそんなことなくて、ちょこちょこ直しはあったけどとてもスムーズだった

・でもあるとき3フレぐらい違うパターンを見せたら吉井に「さっきの方がいいね」と言われたことがあって、鋭い人だな、これはヘンなことできないな、と思ったのが印象的。

 

◆THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(宗清さんによる解説)

・タイトルだけ見ればピンとくるのがジギースターダストの副題(屈折する星屑の上昇と下降~)。ジャケットも見方によればアラジンセインに通じるものがある。

・ビジュアル系とバンドブームの狭間というか、エアポケット的な時に生まれたバンドではあった。グラムといってもなかなか通じないような中で、どっちかと言えばとらえどころがないと見られがちではあったけれど、1stで彼らがやりたかったことはとても明確で、70年代のロックを彼らなりに表現することを目指していた。

・その当時の最新の音というよりも、いかに70年代のロックの音に近づけるか、試行錯誤していたと思う。その彼らの自分たちの音に対するこだわりが詰まったアルバム。

 

◆立本洋之 (BSフジ 編成・報道局次長 兼 編成部長)

・有賀さん繋がりでお仕事をするように。未だに吉井とはエロ仲間だそうです(よく出てきますよねこの方の名前)。

・イチオシの1曲は「人生の終わり」。前々からいい曲だとおもっていたし吉井さんにもそう言ったことがあるが、つい先日祖母が98歳で亡くなって、頭の中でずーっとこの曲が流れていた。本当に心に響くものがあって、改めて名曲だなと。

 

◆逹瑯(MUCC

THE YELLOW MONKEYを知ったきっかけは「太陽が燃えている」。

THE YELLOW MONKEYも吉井さんのソロも大好きなんだけど、ひとつ悔いがあるとすれば生でTHE YELLOW MONKEYのライブを見に行けなかったこと。なのでいつか見せて下さい!

・トリビュートのときは選曲にすごく迷って、最終的に花吹雪か追憶のマーメイドどっちかってなって2曲をメンバーに聴かせて追憶になった。

・JAMも好きだけど俺らのバンドがあの曲をトリビュートでやるのはまだ早いだろうと。

・なのでイチオシの楽曲はJAMです!カラオケで歌ったらめちゃくちゃうまいからね、俺!

 

◆EXPERIENCE MOVIE(宗清さんによる解説)

・基本的には1stの延長線上にあるアルバム ・それに加えて大きいのが、マリーさんというひとりのキャラクターを通した表現が出てきたこと

・ジャケットにもそれは現れていて、実は女装してるんだけど、これをジャケットにするには侃々諤々あった。ちなみに宗清さんは反対派で、あまり全面に出さないでくれということで額縁に納まった形に

・彼ら独特のステージでのパフォーマンスも含めてその毒々しさが顔を出してきていたと思う

・もうひとつ1stと違うのはシングルヒットへの欲求みたいなもので、それが現れているのがアバンギャルド。シングルのヒットには繋がらなかったけど、後々武道館でやるようになってもライブのハイライトにこの曲がくることが多かったのはそういうところもあると思う

 

◆中富雄也 from 風味堂

・イチオシの1曲はJAM ・当時ほとんど日本の楽曲を聴いていなかったけど、初めて日本語の歌詞で衝撃を受けた

・そこからTHE YELLOW MONKEYにもはまっていったし、他のアーティストへの道もここから開かれた、自分にとっては貴重な1曲

 

野宮真貴

・イチオシの1曲は太陽が燃えている。

・ピチカートにいた頃レーベルメイトでいろいろ交流があった

・「スーパースタ-」という曲でアニーにドラムで参加してもらったり、PVにも出てもらった

・ヒーセとは一番仲良しでプライベートでも一時期よく会っていた

・KISSのカバーのときにヒーセにプロデュースしてもらったし、KISSの来日ツアーの追っかけを一緒にやったことも。そうそう吉井くんとは一回お好み焼きを食べに行きましたw

 

秦基博 ・イチオシの1曲はSPARK

・カバーさせてもらったこともあるし、高校生のときひたすら聴いていた。この曲の持つセクシーさ、いやらしさ、それがすごくロックだなと思える

・自分でカバーしてみてますます好きになった曲です

 

jaguar hard pain (宗清さんによる解説)

・1stから2ndにかけてセールスが伸びない中、レコ社のスタッフとしてはどうにか一般にはいまいち伝わりにくい彼らの魅力をどうやってわかりやすく提示できるか考えようという時期にきていた

・けれども、吉井が出してきたのがこのジャガーのコンセプト。これでますます離れてしまうのではないかという危惧があった

・これを出すにあたっては相当議論をしたけれども、でも今でも覚えているのは「自分がこの先このバンドをやっていくにあたって、このジャガーのコンセプトだけはどうしても完成させたい。これをやらないと次に進めない」と吉井が言ったこと

・そこまで言われたらもうやらざるを得ない ・アルバムのセールスは追いつかなかったけれども、このツアーで飛躍的にライブの動員を伸ばした、まさにTHE YELLOW MONKEYの夜明け前を象徴するアルバム

・個人的にはここに収録されシングルカットされた「悲しきASIAN BOY」は今でも不朽の名作だと思っています

 

◆平野雄大フジテレビジョンプロデューサー)

・最初は名前のインパクト。村八分や外道にも通じるようなネーミングセンス

・ヘイヘイをやっているときに、佐野元春さんが急病で出演できなくなったことがあって、ベルベットのステージにドーベルマンみたいな豪奢なセットを発注したあとで、コレどうする?とそこで白羽の矢が立ったのがTHE YELLOW MONKEY。まだそんなにテレビに出ていない頃 ・スタジオに入ってきたらとにかく4人とも背は高いし音はタイトだし、ビジュアルも含めてロックバンドが理想とするものすべてがそこにある、という感じ

・そのあと吉井さんが女装できたときもあって、それがまたひたすらグラマラスでかっこよかった(楽園のワンピースだね!)

・イチオシは太陽が燃えている。昔名古屋の風来坊かどこかで飲んで店出ようとしたら、パーテーションの向こうから酔っぱらった兄ちゃんが「たいようが~、もえ~ている~かぁ?」と陽気に歌っていた

・ら、それが吉井本人だった(爆)

・その時のインパクトがあまりに大きくて忘れられません。あんまり酔っぱらって自分の歌うたう人もいないだろう(笑)

◆深瀬雄介(フジパシフィック音楽出版プロデューサー)

・イチオシはパール。

ミュージックフェアに出てもらったときに3曲(聖なる、パール、JAMオーケストラバージョン)やってもらったんだけど、パールの時に風を吹かせたい!と思ったら風が強すぎてメンバーの前髪があがりきってしまいNGになった。だからです!

・(THE YELLOW MONKEYおでこ出すとへこむんで!を思い出しますな)

・スマスマに出てもらったときもラブショーは共演だったのでたいっへんだった。うまく歌えなかったり…。その時着ていた紫色のシャツを木村くんがかっこいいなーあれ、と言っていたら本番のあとでさらっとあげてたのがすごくかっこよかった 関係無いですけどこのお二方アルバムの最中(ASIANの前とか)にコメントが差し挟まれてました。なして!

 

◆smile(宗清さんによる解説)

THE YELLOW MONKEYが世間での認知度を高める突破口となったアルバムなのは間違いない

・前の3枚のアルバムがコアなロックファン以外になかなか訴求していかなかったところも踏まえて、メンバー、スタッフでどうやっていこうか、と話し合いを持った

・その試金石だったのが「熱帯夜」で、彼らの根本を変えようというのではなく、より伝わりやすい方法を模索した結果だった

・その甲斐あってセールス的にもそれが数字になって跳ね返ってきて、それはメンバーにも自信になったとおもう

◆FOUR SEASONS(宗清さんによる解説)

・初めてのロンドンレコーディング。特に話し合ったわけではないけど、最初に海外レコーディングするならイギリスだろうという暗黙の了解がメンバーとの中にもあった

THE YELLOW MONKEYのアルバムの中でFOUR SEASONSがいちばん好き

・一緒にロンドンに行ったっていう思い入れだけじゃなく、その楽曲が生まれたときの空気感までも閉じ込められているような感じがある

・歌詞についても、今までの言葉尻を合わせるようなところがほとんどなくなって、すごくストレートで意味のある言葉が並ぶようになった。それは日本を遠く離れた場所で作られたこともあるのかもしれない

 

◆life Time・SCREEN~追憶の銀幕~

ド早朝でした。朝ご飯食べながら追憶とか違和感にもほどがある。全曲やったと思う(シルクまで)。まあ、短いからなー

◆Cherry Blossom Revolution-Live at BUDOKAN-

なぜか頭から”I”まで。

◆PUNCH DRUNKARD TOUR 1998/99 FINAL 3.10 横浜アリーナ

FOUR SEASONS、見てないようで見てる、ラブショー、SUCK、人生の終わりがカット。多分他のDVDと曲がかぶらないようにという配慮だと思いますが(そしてうまいこと出来てると思いますが)、個人的にこのライブの醍醐味のひとつであるBURN→見てないようで見てる→ラブショーの心臓破りの坂セトリが流れなかったのが残念なような!ってDVD見ればいいんじゃないのか的な! このツアーはもちろんいろんな感情が過ぎっちゃうんですがでもバンドの音はやっぱりドンズバで好きなんですよねえええ、なんつって何度見ても同じことを思う私はなんなのか!

◆SPRING TOUR

HEART BREAK、ASIAN BOYカット。ASIANは(ほかでも流れるから)わかるにしてもHEART BREAKなぜにww

◆メカラ ウロコ・7

最初のDVD(VHS)のほうですね。メカラBOXではなかったっす。そしてなんとカットなし。すごいな!たしかにどこも落とすところない。まあ、BOXの完全版だとしても落とすところがない訳だからこの選択で正しいのかもしれない。コメント見ていたらLOVERSのときに2時52分だったみたいで、遅れてなかったらちょうど2時25分あたりだったのかしら、それ狙いだったらコアすぎるな!とほくそ笑みました(笑)

THE YELLOW MONKEY LIVE AT TOKYO DOME

全曲確認できていませんが時間からいって何曲かカットあったのかしら?犬小屋のまえの「永久に不滅です」の「不滅」だけなぜか曲のイントロとかぶって消えていたw

 

三浦淳フジテレビジョンプロデューサー)

・AD時代にヘイヘイに出たときと、日大ゲリラライブのときの手伝いで一緒に仕事をしたことがある

・SPRING TOURのビデオは車が日大に入っていく遠景のショットから始まるが、それは自分が回していた映像で、そのビデオを何回も見た

・あとは解散したあとに、結成20周年ということでメカラウロコ20という番組をBSの立本さんとふたりで企画書を出して、そのとき自分が今までみたこともないようなお宝映像が眠っている倉庫に連れて行ってもらって、毎日その映像を見ながらああでもないこうでもないと試行錯誤して珠玉の2時間にまとめた。あれは一生忘れられない仕事です

・イチオシの1曲は悲しきASIAN BOY。自分がいちばんツアーに行っていたのもジャガーの頃だったし、すごく思い出深い。

・その特番の最後もASIANにしたんだけれど、基本は東京ドームの映像を使いながら今までのいろんな時代の何十というライブ映像を繋げて、見るといろんなことがフラッシュバックするようなものになった

・自分の中でも最高傑作ができたと思っていたんだけど、放送を見た吉井さんもぐっときたと言っていたとあとから教えてもらって、とても嬉しかったので、この曲を選びました

・あの神番組「メカラ20」を生み出された方。すなわち私にとっても神!神である!お宝映像ばっかりの倉庫とか、友人とよく冗談で「ボインマンの倉庫に忍び込むしかない」とか言ってたけどほんとうにあるんだそんな倉庫が!すごいぞ!ラピュタは本当にあったんだ!

・ここでお願いしてもしょうがないですけどメカラウロコ20をこの機会に再放送してください(土下座)いや何度でも再放送してください!!

・三浦さん、バックのスクリーンにTRUE MINDのSWEET&SWEETを映しながらのコメントで、なんだろうこのなにもかもわかってる感!師匠と呼ばせてください!(迷惑だよ!)

 

◆山口州治(フリーエンジニア

・初期の3枚と、2枚とばしてSICKSから再びエンジニアとして一緒に仕事をするようになった。

・自分が離れていた間に、彼らはすごくビッグになっていて、それなのにまた一緒に仕事をしませんか、と声をかけてくれたのが「楽園」。

・それが本当にうれしくてたまらなかった。あんなにビッグになった彼らがまた自分と一緒に仕事をやろうと言ってくれている。今までこの仕事を30数年してきた中でも3本の指に入るほど嬉しい出来事だった

・だからイチオシの1曲は「楽園」。

・初期の3枚は民主主義的というか、メンバーみんなで頭を寄せ合って作り出しているという感じだったけれど、SICKSのときには吉井くんが完全に楽曲をコントロールしていた

・もともとボーカリストでなかったからか、吉井くんは自分の声にすごくコンプレックスがあって、仮歌の段階からEQとかを要求されたのが印象に残っている

・SICKSのMIXのときにロンドンに呼ばれて行ったけれど、中でも天国旅行は「いつの間にかできていた」という感じ。楽園の次にと言われたら天国旅行をあげたい。大好きな曲だし、今聴いてもいいMIXだなあとおもえる

・山口さん声がよすぎてとろけるほど感じてる今2時25分じゃないけど!

 

◆山本浩市(テレビ神奈川 音楽番組プロデューサー)

・イチオシの楽曲はFATHER。

THE YELLOW MONKEYと一緒に仕事をするようになって、武道館やNHKホールの映像をとるにあたって楽曲も沢山耳にしたけれど、FATHERは最初はいまいちピンとこない曲だった

・他の楽曲はああ、かっこいいなとかハマる要素があったけれど、FATHERは苦手というんじゃないけれど自分の要素にない歌詞であり曲だったと思う

・自分がディレクターをしたTRUE MINDを作っているときにちょうど子どもが生まれそうで、全部出来上がって完パケした翌日に息子が生まれた

・その息子が幼稚園とか通うようになって、KISSのビデオとかを喜んでみているから、じゃあTHE YELLOW MONKEYのも好きかもしれないなと思って見せたらこれにはまってしまった。エマさんの真似をしたりヒーセさんの真似をしたり、とにかく毎日何回でも見ている

・それで自分も子どもが観ているのを見ながら、久しぶりに見るなと思って眺めているとFATHERがかかった。それがそのときの自分にすごくささるものがあって、思わず涙しそうになってしまった。自分が年を重ねたからかもしれないし、父親になったからというのもあるかもしれない。今でもFATHERを聴くと涙が出そうになる瞬間がある

・映像を作っていて思うのは、とにかく4人ともどんなときでもかっこいい。それはもうエマさんを撮ろうが吉井さんを撮ろうがヒーセさんを撮ろうがアニーさんを撮ろうが、楽曲の最初から最後まで全員がどこを切り取ってもかっこいい。

・だからこういう仕事をしている人間からするとこんなに仕事がやりやすいことはない。もうどこを撮ってもかっこいいから、あとはただその映像をどこをとりあげてよりかっこよく見せるかってことだけで、基本的にアクションにしても表情にしても、どんな瞬間を切り取ってもかっこいい。だからすごく仕事がしやすかったという印象があります

唯一神のご子息がTRUE MINDを毎日毎日何回も見ている、という話に胸熱になったのは私だけではあるまい。こうやって繰り返されていくんだな感。それにしても、どこを切り取ってもかっこいいからただ繋げただけ、ってどんだけ謙虚なんですか神よ…!

・そしてわたしは唯一神のご尊顔をようやく拝したわけですが、えっちょっとなにこのイケメン、と違う方向からのアッパーカットを食らったことをここにご報告しておきます

 

◆DAIGO

・イチオシの楽曲はLOVE COMMNUICATION。

・高校生の頃、大人びた友達が聴くというイメージのバンドだった。夜中にラブコミのPVを見たときに開けちゃ行けない扉を開けたような気がした

THE BACK HORN

・松田くんと菅波くんのおふたりで登場。

・松田くんの出会いは、友人がTHE YELLOW MONKEYいいよと言っていたけれど良いと言われると素直に手を出せないお年頃、でも気になってレンタルショップで見てみたところそこにあったタイトルが「太陽が燃えている」。なんだこのストレートさ!と衝撃を受けた。

・菅波くんはテレビで、若手のバンドが対決する番組のゲストがTHE YELLOW MONKEYで、最後に歌ったこれも「太陽が燃えている」のセクシーなのに真っ直ぐ、という佇まいが癖になり、録画してあった映像を何回も見た

・松田くんが一番衝撃を受けたのがSICKSで、楽曲はもちろん歌詞の世界観にやられた。普段歌詞に使わないような言葉をつかって、それがどこかユーモアもあって、独特の世界を作り出していた。

・菅波くんは初めてそういうライブに行ったのがTHE YELLOW MONKEYが生まれて初めてで、盤で聴いているときとはまた違う、とにかく4人全員がかっこいい、あの4人だから出せる音の世界というかそれにはすごく影響を受けた

・イチオシの楽曲、菅波くんはLOVE COMMNUICATION。キャッチーで人を巻き込むパワーがハンパない。1曲の頭からお尻までがっちがちに詰まってる渾身の感じがすき。

・松田くんはNAI。ラブショーのカップリングで、当時アルバムにも収録がなく8センチのCDを当時の彼女と車の中で聴いていた。ふたりでいてすごく幸せだけど、それはいつか終わってしまうのかなというような。ふたりで燃え上がって聴いていたというよりは、そういうちょっと先のある未来の、明日の怖さを感じながら聴いていたことを思い出す曲です

・二人とも巻きの指示が入るほど熱く語ってくれてうれしかった…(ほろり)そして松田くんの「わかってる」感ハンパない。さすが名言「おまえだけ、このことを知っていていいんだよ」を口にしたお方!

 

◆放送時に実施されていた4択クイズ。回答はあえて書かないゾ!

・デビュー日

・メジャーデビューしたレーベル名

・デビューコンベンションライブの場所

・2ndアルバムの邦題

ジャガーのジャケットに書かれている年代

・悲しきASIANBOYのPVの最後に吉井が流すもの

・FOUR SEASONSのレコーディングを行った国

・JAMのPVで爆破されるもの

・ラブショーのPVで吉井がじゃんけんでだしているもの

・BURNのPVのエンディングで映される写真

・SUGARFIXのジャケットを手がけた会社

・最後のシングルタイトル

 

えーさすがにこれだけ脳内にぎゅうぎゅうにつめこんだらそうなりますよねって気もしますがまんまと昨日THE YELLOW MONKEYの夢を見ました。そしてコメントの要約をやりながらあたすほんとなにやってんの!ばかじゃないの!と思いましたがことTHE YELLOW MONKEYのことになるとやらずにおれないっていう。病気です。知ってます。知ってました。 楽曲ランキングも先日発表されて、そっちのほうもあれこれ言いたいですけどそれはまた別のエントリで(だってもう…長すぎて…) 今まで友人達とビデオ見ながらわいわいやっていたようなことを、こうして何万人、という単位で共有できるってやっぱりすごいことだなーと流れていくコメントを見ながら思いました。見ていると、昔ちょっとすきだったけど、みたいな人もいれば、これが最初の出会いという人もいて、そしてもちろんコア中のコア!みたいな人もいて、それぞれに思いの欠片が浮かんでは消えていくようで見ていてたのしかったです。 ひとりでただDVDを流すよりも興奮するのは、思いを共有できているというのもあるし、基本的にポジティブな感想がどんどん積まれていくというのもあるんだろうなあと思います。ひとが「いい、すき」と言っているところが改めて気になってくるっていうこともこの24時間で新たに起こったんだろうなあとか思ってみたりして。

それにしても、コメントでも多くの人が言っていたけれど、こうして今見てもまったく古くなっていない。今見ても最高にかっこいい。時を経て見てみれば「何であの時はこれがかっこよく見えたんだろう」と思うことなんて人生に転がっていると思うのに、そういう気持ちがまったくわいてきません。なによりもその「かっこよさ」を分かち合えた楽しい時間でした、ありがとう!!